#01 電力貯蔵装置による再生可能エネルギー電源の電力変動補償

 太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーによる分散電源の出力は天候によって大きく変動します。また,太陽光発電の場合には夜間や悪天候時には発電を行うことはできません。風力発電の場合にも無風・弱風時には発電できません。このような電力変動を補償するためには蓄電池をはじめとする電力貯蔵装置を設けることが考えられます。この電力貯蔵装置を安定な電力供給を実現するためにどのように運用するかを,経済性も考慮して研究します。

 長岡技術科学大学が研究連携協定を結んでいる鹿児島県長島町は,離島ではありますが九州本土とは橋でつながっており,また電力的にも九州本土と連系しています。長島町は自然エネルギーが豊富で風力,太陽光などの発電設備も多く有していますが,九州本土と結ぶ連系線の送電容量の限界もあり,今後は電力の地産地消を目指していく必要があります。

 そこで,2019年に本学と連携して10 kWの太陽光発電パネルと蓄電池設備を設置し,その発電電力を長島町の名産であるジャガイモの保冷庫に供給するシステムを稼働させ実データを計測しています。今後,取得した長期間のデータをもとに将来の大規模なシステム導入のために必要な容量の検討などを行っていく予定です。

長島町指江庁舎屋上に設置された太陽光パネル


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